・肥料について
kumaFARMでは化学肥料は一切使用しません。
有機肥料もたくさんは使用しません。
基本的には「草」を活かすことで
有機物を供給してくれる生き物を増やし
肥料の投入が少なくとも野菜が育つ環境を作っていきます。
しかしながら、栽培の中では、畑から有機物である野菜をどんどん収穫していきますので野菜の成長に必要な養分は減少に転じます。
ですので、土中の草の根っこや刈草といった有機物の醗酵(養分化)を促すために米ぬかを使用しています。また、植え付け初期の成長を補うためになたね油カスを少量施しています。
現在kumaFARMでは、発酵ケイフンなど施肥効果が高くなる動物性の有機肥料は使用せず、植物性の有機肥料のみ使用しています。自然栽培を続ける中で、土の状態がますます良くなってきて必要がなくなりました。
収穫したあとの野菜クズや
家庭で出た生ごみはそのまま畑に戻しています。
これらも大切な有機物になります。
夏は数日で分解され枯れて土に戻っていきます。
冬は分解が遅いので畑のすみで
枯れ草や土を軽く被せ分解させてから畑に戻します。
大量に投入された肥料分が野菜の中に毒素として残ったり
土に残った分解しきれない肥料で起こる土壌汚染や
それが河川に流れ出すことのないように考えています。
・農薬について
農薬の使用もしません。
どのように虫の害を防ぐか?
草が生え、自然のバランスがとれてくると
ある種の虫だけが大量に発生することはなくなってきます。
虫は虫や動物が食べてくれます。
バランスがとれていない時には一時野菜を食べる虫が発生することもあります。
そんな時は手でつぶします。
それでも時間の経過と共に
バランスがとられ虫の被害もなくなってきます。
虫の亡骸や排泄物も有機物として土に還っていきます。
化学物質を使用して大量に命を断つことはしません。
育苗中や生育初期、厳冬期には
不織布や育苗用の小型ハウスを使用する場合もあります。
あくまでも環境に負荷をかけない方法を第一に考えています。